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島津などバイオガスからナノ素子

食品工場やゴミ処理場からは大量のバイオガスが排出されます。

これは放っておくと、メタンや二酸化炭素など地球環境に悪影響を与える気体やより直接的に生体に悪影響を与える物質に変わり、大気中にバラまかれる危険があります。

そこで島津製作所と三菱化学は、これらをプラントの中で処理し、最終的に有益な物質(カーボンナノファイバー)へ変えていく手法を開発しました。

まずバイオガスを、微生物反応によりメタンと二酸化炭素へと変えます。

次にニッケル・シリカ系触媒を用いてメタンから水素を取り出すとともに、その水素で二酸化炭素を固定します。

その結果として、炭素と水が発生します。

水はもちろん、普通に捨てて問題ありません。

ここまでだけでも、二酸化炭素削減という大きな意味がある反応ですが、さらにこの炭素から、カーボンナノファイバーを作り出すことを狙っています。

これは軽さ、強さ、導電特性などに大変すぐれた物質で、導電性材料、電磁波吸収材、樹脂補強材、電極材、機能性顔料などへの応用が可能です。

両社はパイロット・プラントのレベルで実証実験を進めています。


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