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ナノ粒子によるDDS

ドラッグデリバリーシステム(DDS)というのは、体内の患部に対して薬をカプセルに入れて選択的に送り届け、その場で透過率変化やカプセル破壊で薬を作用させることです。

これにより薬の副作用の心配を少なくするとともに、投薬の効率を上げることが可能となります。

ただし当然ながらその運搬手段はきわめて小さくなければならず、しばしばナノ粒子と表現されます。

例えばリポソーム。

これはリン脂質二分子膜よりなる閉鎖小胞であり、癌細胞集合部位や発熱部位に集まりやすい性質を持ちます。

またミセルという、水になじみの良い部分と油になじみの良い部分とを持つ物質の高分子集合体も有望な運搬手段です。

水溶液中では水になじみの良い部分が外側に集まって球状になりますが、内側の油になじみの良い部分の中に、薬を閉じ込めることができます。

直径が10~100nmであり、これは通常の血管壁は通りませんがガン細胞付近で広がった血管壁は通るという効果を持つサイズです。

さらに自走機能やバイエセンサーを備えた人工的なナノマシンで実現することも研究されています。


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