ビットと量子ビット

コンピュータは二進数の世界、とよく言われます。
つまりある桁の数字は0か1であり、その桁を増やすことで大きな数字(例えば16桁なら-32768から+32767まで)を表わせるわけです。
0か1かという情報の基本単位を「ビット」といいます。
計算の途中においても、情報を貯えるメモリにおいても、このビットは通常、何らかの電磁気学的な状態(またはそれに変換容易な状態)で表現されます。
例えば電位が0に近いかある特定のレベルに近いか、あるいは電流が一定量以上流れているかいないか、などです。
ところがナノテクノロジーの世界では、量子ビット(キュービット)と呼ばれる微小なレベルでの情報を、一つの単位素子の中で重ね合わせるような形で持つことができます。
量子ビットの基礎となるのは、各電子が持つ角運動量の向きで、スピンと呼ばれます。
すでに量子ビットを表現するさまざまなデバイスが実現されており、数量子ビットレベルをまとめた計算も実現され始めています。
2003年10月には、NECと理化学研究所が共同で、2量子ビット演算回路を半導体素子により開発しました。
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