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CNTの取扱い容易さの向上

カーボンナノチューブは単体では凝集あるいは飛散しやすく、取扱い性を良くすることは大きな課題です。

例えば、シナノケンシと信州大学の遠藤守信教授や新井進助手は共同で、直径100nm程度の多層カーボン微細繊維を、銅イオンとともに溶液に溶かし、そこに電流を流すことにより、マイクロメートル・オーダーの球状の金属微粒子を作製することに成功しました。

これを熱と圧力で固めることよりモーター用ブラシの摩擦部分への応用が期待されるほか、他の金属やプラスチックなどとの複合材料化も可能性がありそうです。

また東京大学の相田卓三教授を中心とする科学技術振興事業団の創造科学技術推進事業「相田ナノ空間プロジェクト」では、イミダゾリウムイオンと呼ばれるイオン性液体を溶媒として単層CNTを溶かし、それを乳鉢で15分ほどすりつぶすことにより、単層CNTが分散したゲル状物質を生成しました。

これにより押し出し成形やインクジェット印刷など、さまざまな加工も容易になります。


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