CNTによる水素の貯蔵

いよいよ実用化が始まった燃料電池自動車ですが、これには大きく分けて二つの方式があります。
一つはガソリンやメタノールなどを車内で水素に改質する方式、もう一つは水素自体を直接積んで燃料とする方式です。
後者の方がよりクリーンな自動車にしやすいのですが、水素は通常の環境では気体、それもきわめて軽い気体です。
これを自動車という限られた空間にいかに搭載するかが大きな課題となっています。
実はカーボンナノチューブは主にアルカリ金属を触媒とすることで、大量の水素原子を吸蔵させることができます。
冷やすと水素を吸収し、温めると放出します。
重量比でいうと水素吸蔵合金が6%くらいなのに対して、こちらは10%程度まではいくだろうと言われています。
もちろんコスト次第なのですが、燃料電池自動車の本命はCNTで水素を運ぶものになるかもしれません。
- 次のページへ:CNT電子銃利用の平面ディスプレイ
- 前のページへ:CNTのLiイオン電池の負極への応用
- この記事の属するメインカテゴリ:カーボンナノチューブの概要へ戻る

