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カーボンナノホーン電極の燃料電池

カーボンナノホーンというのは、CNTによく似た物質ですが、先端が尖って閉じており、全体的に長い角のような形をしています。

通常は多数のナノホーンが集まり、100nm程度の大きさの凝集体を作っています。

強い、軽いといったCNTの持つ特徴は踏襲していますが、その凝集体に白金系触媒を担持させることで触媒粒子が分散し、触媒効果を圧倒的に高めることができます。

またCNTに比べて高純度大量合成が容易なのでコストも低くなります。

日本電気はこれを電極に用いた固体高分子型小型燃料電池を開発し、出力が約2割向上することを確認しました。

また白金系触媒の使用量を低減させられること、レーザー蒸発法によりカーボンナノホーンを製作する際に白金を同時に蒸発させカーボンナノホーンの表面に白金微粒子を自然に付着させることで担持工程が簡単になること、などから大幅なコストダウンの可能性があるということです。

カーボンナノホーンはほかに、直径1~2nm程度の小さな孔をあけて大量のメタンを吸着できること、ガドリニウム単原子を孔にトラップすることができること、抗炎症薬デキサメタゾンや抗癌剤を担持できることなどが知られています。

2006年2月、信州大学繊維学部の東原秀和教授、ダイキン工業、NECらが、カーボンナノホーンを用いて、世界で初めてフッ素ガスを貯蔵・放出する材料を開発したと発表しました。


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