ナノテクノロジーの市場規模

ナノテクノロジーというのは、これまで見てきたようにきわめて幅の広い技術であり、また他の技術との協働で意味を持ちうることが多いので、あまり厳密に市場規模や研究開発費を算出することにどこまで意味があるかは疑問なのですが、そのインパクトを象徴する数字として参考までに使っていただければと思います。
ナノテクノロジービジネス推進協議会では、ナノテクノロジーの国内市場規模を2010年に20兆円から26兆円と予測しています。
また富士経済は、同じく2010年に、国内27兆円、米国72兆円と推定しています。
また「NIKKEI NET」サイエンス&フューチャーが実施したアンケートでは、同じく2010年の国内市場規模を「5兆円以上15兆円未満」と予想した人が約35%の一方で「25兆円以上」と予想した人も30%以上います。
ほかにも経団連の27兆円、三菱総研と日経の19兆円などさまざまな試算があり、2010年に国内市場20兆円というのが一つの目安と考えてよさそうです。
例えば国民医療費が大体30兆円ですから、かなりの大産業であることは間違いないでしょう。
当然政府の支援も期待されています。
科学技術基本法では、生命科学、情報通信、環境と並んでナノテクノロジーは集中投資分野と位置付けられており、4分野合計5年間で24兆円の研究開発投資が目標値となっています。
またナノテクノロジーの研究開発費に2600億円が投じられるという報道もあります。
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